居酒屋には想い、そしてストーリーがある。
ぼくは新潟という街が大好きです。
居酒屋という仕事も大好きです。
県外、全国に向けて、
新潟の食材の良さをもっともっと発信していきたい!
そのためには、
場所はひとがいっぱい集まり、
県外のお客様が来店してくれやすい駅前。
たくさんの人たちに知ってもらいたい。
たくさんのひとを育てたい。
そして、
ひとりだと、すぐにこころが折れて、しょっちゅう店休みそうだったから
みんなに支えてもらいたかった 笑
だから大きな店でなければいけない。
総席数 120席
「新潟駅前 旬海佳肴一家」
3.11 東日本大震災
人として、日本人として、「何か」しなければと思った。。
だから、思いを同じくする仲間たちと被災地 宮城 志津川に向かった。
「俺たちはご飯つくるの得意だから!!」
って。
毎週のように行った。
半分地元のひとみたいになった 笑
「俺がこの志津川の食材の、安全と安心、そして旨さを伝えるよ!!」
「店」があれば、絶対にこの悲惨な出来事を忘れてしまったりはしないから。
って、志津川の食材をつかう店を立ち上げることを決心した。
「古町って、今ほんとにひとがいないよねぇ……」
「橋を越えるのがめんどくさい」
って、新潟の歴史では絶対に外すことのできないと思う古町がそんな言われようだったから、
「東北復興半永久支援」 「古町活性化に少しでもお役に立てれば」
の思いをカタチにするために、出店場所は「古町」でって決めた!
思い上がった勘違いって言われたけど、それ以上に応援してくれる仲間がいつもそばにいてくれたからカタチにできた。
そして、そんな思いを同じくする、愛すべき何人かの仲間も次々と古町に店を出した。
総席数 76席
「新潟ふるまち志津川水産」
南魚沼のかけがえのない仲間が新潟に出てきて、駅南に店を出した。
「一緒に駅南盛り上げよう!」って、駅南に店もないのに、なぜか固い握手をした 笑
あるひとに言われた。
「新潟活性化って言っているけど、駅前、古町に店はあるけど、やっぱ少し元気のない駅南には出さないんだね。。」…(あくまでも、このひと個人の意見です。)
なんか、なんとなく乗せられて
「じゃあ、おれが駅南変えてやる!」
って、勢いあまって、勘違いして出店を決めた。笑
一時の感情で、
ちょっと
ヤラかしたなぁ…
って思ったけど、
スタッフがみんな、たいへんになることを覚悟のうえで賛成してくれた。
やる以上は、中途半端なことしたくなかったから、
でっかい店にしようと思った。
でも、そんな自分にちょっと反省して、
これからは、本当に謙虚に生きていこうと思い、
みせの場所も、すごくひっこんでてわかりずらすぎるから
店名はひっこみ滋庵 笑
総席数 96席
「一家駅南ひっこみ滋庵」
店をつくったのには全部理由があります。
お金儲けのためだけじゃないんだ!!っていえばカッコつけすぎだけど、
変な意地と、自分への挑戦も含め、
絶対に大通りには建てない。
わざわざ探さなければわからない場所につくる。
それは、うちの店に来ていただけるお客様に、少しでも街を歩いていただいて
少しでも街で新しい発見をしてもらえれば
生活させてもらってる「街」にほんの少しでも恩返しができるのかもしれないと思うから。
いちいち大きな店にする。
それは、たくさんの仲間がほしいからもあるけど、
大きくなければ、たくさんのひとが働く環境がつくれないからもあるけど、
なによりも、よりいっぱいの仲間に居酒屋のすばらしさを知ってもらいたいからなのかも知れません。
「お客様に、スタッフに、そして、街に、必要とされる店になる」
それが、私たちの思いです。
一家グループ代表 品田裕志